2024.06.14
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杉田青梅の梅しごと

下準備

1.梅は竹串で梅のヘタを取る。

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2.傷つかないように良く洗い、ざるに上げ水気を良く切る。

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3.ペーパーできれいに拭き、焼酎(20%以上のアルコール)で洗い、水では取れなかった汚れを取る。
→アルコールは拭きません。

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どうして拭かないの?
濡れていると塩や砂糖がつきやすく、浸透圧で早くエキスが出てくるから
※お子様が食べる場合やアレルギーがある方はペーパーで拭いてください

梅酒

梅(青梅でも黄梅でも良い) 750g
氷砂糖(ロックタイプ) 380g
ホワイトリカー 900ml

1.清潔な瓶に下準備をした梅と氷砂糖を交互に入れ、ホワイトリカーを注ぐ。
日の当たらない涼しい場所で保存する。1年経つと飲める。

砂糖が下に、梅が上にあがり、上の方が濃い色になるので1週間位で混ぜましょう)

  • 清潔な瓶に下準備をした梅と氷砂糖を交互に入れ、ホワイトリカーを注ぐ。 日の当たらない涼しい場所で保存する。1年経つと飲める。

ポイント

ホワイトリカーから梅が出ないようにしましょう

[オススメの飲み方]
・梅酒のカクテル
甘いお酒が好きな方。梅酒をオレンジジュースやパイナップルジュースで割るとフルーティーなカクテルになります。

梅ジュース



(青梅でも黄梅でも良い) 500g
砂糖
(梅の80%) 400g
※今回は三温糖、上白糖、グラニュー糖を合計で400g混ぜて使用。

1.清潔なビニール袋に下準備をした梅を入れ、冷凍庫で凍らせる。
2.砂糖は合わせておく。

  • 梅ジュース

3.容器に梅と砂糖を重ねて入れる。最後は砂糖でフタをします。

  • 梅ジュース
  • 梅ジュース
  • 梅ジュース

砂糖が溶けて梅が出てきたらラップで落し蓋をする。

4.砂糖が溶け切り、ジュースが出切ったら梅とジュースに分ける。(約1週間)
5.ジュースは発酵を止める為火にかける。煮沸してから弱火にして20分程加熱する。(任意)
6.冷めたら容器に入れ、冷蔵庫で保存する。

500gの梅で約500mlのジュースがとれます。

7.冷たい水、炭酸で4~5倍に希釈して飲む。

ポイント

“美味しく出来なかった”という原因には発酵があります。発酵は梅が空気にふれ雑菌が発生して起こるので、しっかり砂糖でフタをして空気を遮断しましょう

[梅ジュースの飲み方]

  • 梅酒と梅ジュースのブレンド
    梅酒と梅ジュースをご自分の好きなようにブレンドしてみてください。お気に入りの味が見つかります。
  • 梅ジュースのお湯割り
    寒くなってきたらお湯割りがオススメです。身も心もポッカポッカになります。
  • 梅ジュースの牛乳割り
    牛乳に少量の梅ジュースを入れます。とろみが出て飲むヨーグルトのようになります。
    牛乳の苦手な方にオススメです。梅ジュースを入れすぎると分離します。

ジュースを作って残った梅は??

  • 砂糖で煮てジャムにするのがオススメ
  • 刻んでカレーに入れるとさっぱり味に仕上がります

梅味噌


梅(青梅)
※冷凍でも 500g
味噌
※辛味噌なら何でもOK 500g
砂糖
(梅の60~80%) 300g~400g
保存用袋 1枚

1.清潔なビニール袋に下準備をした梅を入れ、冷凍庫で凍らせる。
2.保存用袋に味噌と砂糖を入れ、良く混合わせる。

  • 梅味噌
  • 梅味噌
  • 梅味噌

4.2~3週間して、梅がしぼんだら梅を取り除き、鍋に移す。弱火にかけ10分程火にかけ発酵を止める(ケチャップ位になるまで煮つめる)。冷蔵庫で保存する。

[梅味噌の食べ方]

  • お豆腐、蒟蒻、里芋にかける。
  • 肉、野菜と炒めて味噌炒めに。
  • 肉、魚を漬け込み、一晩置き味噌焼きに。
  • 油を加えて味噌ドレッシングに。
  • 季節の野菜と和えて、味噌和えに。

入っていた梅は??

肉じゃがに入れたり、さば味噌に使うとgood!!

梅しょう油(薄口醤油)

梅(青梅) 200g
しょう油または、薄口しょう油 350g

1.清潔な瓶に下準備をした梅としょう油を入れ、ラップで落し蓋をし、目の当たらない涼しい場所で保存する。

  • 梅漬け

2.1か月経ったら梅としょう油を分ける。しょう油は発酵を止める為、火にかける。沸騰したら弱火にして10分程火にかける。梅の実は冷蔵庫で保存する。

入っていた梅は??

梅の実は刻んで炒飯に、冷奴にのせて、サラダに振りかけるなど、重宝します。

梅の酢

梅(青梅) 200g
米酢 350g

清潔な瓶に下準備をした梅と米酢を入れ、ラップで落し蓋をし、日の当たらない涼しい場所で保存する。

  • 梅の酢

2.6~7か月くらい経ったら梅と酢を分ける。酢は濾(こ)して清潔な瓶に保存する。
3.梅の実は室温で保存できる。崩して味噌やマヨネーズと和える等活用する。

梅のクエン酸と酢の酢酸、2種類の酸が入ったお酢が出てきます。

上級者向け「煮梅」のレシピも教えていただきました。

梅(青梅) 1㎏
砂糖 800g
竹串で下準備をした梅の全体に穴を数か所あける。
鍋に梅を重ならないように並べる。被る位の水を加え弱火にかける。50℃位になったら火を止め、水をこぼす。3回繰り返す。
2.の梅を鍋に並べ、被る位の水を加える。砂糖の「3分の1」量を加え、オーブンシートで作った落し蓋をのせて弱火にかける。5分煮たら火を止め、半日置く。後2回繰り返す。
梅を静かに保存容器に移す。汁を煮詰めて冷まし、梅にかけ冷蔵庫で良く冷やす。

材料も作り方もとてもシンプルですが手間がとてもかかり、美味しく仕上げるのが難しいお料理です